食品加工工場では、熟年作業者の高齢化で新たな作業員確保が難しくなり、品質の維持・生産量の確保が困難になっております。
限られたマンパワーで有効な生産効率を模索する中で、自動化・省力化を検討するのは当然のことです。
しかし、『どこのメーカーのどの仕様の機械をどう並べたら思ったとおりの商品を作れるか』については、商品素材の特性を理解したお客様と機械に詳しい我々が密に情報交換をしなければ、正確な答えに辿り着きません。
弊社は地場の業者として、お客様のニーズを『お客様の現場で』確認し、現場責任者を含めたお客様の丁寧にヒアリングすることに努め、お客様が求める生産ラインをコーディネートする取組みを創業以来、継続して実施しております。
東日本大震災後は一層「新しい機械へのニーズ」が高まり、お応えしようと産業用ロボットを使い始めたことを契機に、『ロボットシステムインテグレータ(所謂SIer)』と呼んで頂ける様になっております。
呼ばれ方は変わっても、弊社の自動化のご提案により、食品加工工場のお客様が人員不足を抱える問題を解決し、生産量確保や品質向上に寄与することで、共存共栄を図ることが目標であることに変わりはありません。日進月歩で加速する技術の進歩に対応し、お客様により良きご提案をし続けられるように、今後も努力精進して参ります。
開発背景:
チキンナゲット等の人気の高い全て鶏肉加工製品は、鶏肉2kgパックの開封作業から始まる。多いところでは5,000パック/日を開封しており、自動化のニーズが高い工程だが人手に勝る高効率装置化へのハードルも高かった。開発期間3年を経て遂に製品化!!
製品仕様:
処理能力 最大1200パック/時間
外形寸法(L×W×H) 1700×1500×2200mm
処理量200個/分
開発背景:
人手不足が深刻化する中で、ベビーホタテ加工工程ではウロ除去工程だけがどうしても自動化に至らない。「ウロ取り作業の自動化は絶対に無理」と言われてきた工程であり、実際に50名~300名/社のウロ取り作業員を要している。このウロ取り加工の自動化を先端技術導入により解決できないかを、模索するところから開発が始まった。
開発目標:
精度90%以上
処理量200個/分
現場に適する装置化のために、開発継続中です!
導入背景:
従前の人手作業では、短冊上にカットされたいかそうめんを一枚ずつ形を崩さないように盛り付けていた。難しい作業の連続を慎重に行わなければならないことから、自動化の要望があがった。
導入効果:
産業用ロボットならではの汎用性により、どの大きさの原料をどんなトレーにどのような盛付け方をしようしても、簡単なソフト変更で対応できる装置を開発。
装置仕様に縛られない商品生産が可能。
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